2010年12月2日木曜日

金がたまるという酒



150年前に創業の小山市ではもっとも古い酒蔵、若駒酒造である。建物もほぼ150年前に建てられた原型に近い形で保存されており、登録有形文化財に認定されている。
また、最近テレビで放映されたドラマ「仁」のロケもこの酒蔵で行われた。突然の訪問にも関わらず快く酒蔵の案内に応じていただき、さらに、試飲までさせていただいた。新しい酒造りに挑んでいる歴史ある酒蔵が我が街にあると思うと嬉しくなる。幸い、直販もしてくださるということで、その場で早速買わせていただいた。買い求めた酒はこの酒蔵の屋号のデザインをそのまま用いた「金がたまる」という名の酒であった。其の夜の晩酌の酔い心地は正に至福。
これで金が貯まれば言うことなしではあるが。酒飲みに金がのこった例はあまり聞いたことは無い。
taken by Canon EOS7D with EF-S17-85mm 1:4-5.6, 1/1000 f/8.0 ISO400 Aperture-priority AE

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2010年11月29日月曜日

我が街小山、自慢できるネタ現る!

個性的なフォルムの建物が木立の中に佇む。森の中の小さな隠れ家のようなイメージを呼び起こす。そして、中に入って包み込まれたいような気持を起こさせる。不思議な魅力を持つ建物は、城南地区に10月にオープンしたばかりの「録ミュージアム」である。
美術館は、美術愛好家で収集家でもあった父親の意志を受け継ぎ、ある女性が私財を投じて開いたものである。
この建物を設計した建築家は新進気鋭の若手建築デザイナー中村拓志さんである。彼は、若手建築家の中で最も注目を集めており、2008年にはグッドデザイン金賞を受賞している。
彼の手による美術館と言うだけで話題性があり、今後の録ミュージアムの活動が楽しみでならない。我が街、小山にもようやく自慢できるものが出現した。

taken by Olympus E-P1 with M. Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/350 f/8.0 ISO400 Aperture-priority AE

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2010年11月21日日曜日

小山市指定有形文化財, 朽ち果てる危機、日向野家住宅



小山市に現存する最古の住宅、東黒田にある日向野家住宅である。建築時期は18世紀前半、あるいは後半とも。
小山市に現存する最古の建造物として市指定の文化財だ。現在、一般公開はされていない。ある機会を得て、文化財としての住宅を守り続けるオーナー日向野様のご配慮で内外をつぶさに拝見できる機会を頂戴した。
北側、および、西側を厚い竹林に囲まれ、屋敷前庭の南面は黒板塀に仕切られる重厚なたたずまいである。敷地内には樹齢100年と200年を超える椿の老木が沢山の蕾を付けていた。さらに、欅(ケヤキ)、楠木、かやの木、もみじ、藤、枝垂れ桜、などいずれも歳を重ねた大樹が繁茂している。また、木瓜、山吹、エゴの木などもあり、四季折々に花をつける様は見事であろうと想像出来る。現在、ここに住む人は無く、オーナーやそのご家族が家屋の風通しをするため毎日通う程度で、残念ながら貴重な文化財にも関わらず朽ちるに任せるといった状態である。
屋内には、ついさっきまで人が生活していたと思わせる痕跡がそのままの形で残されている。
囲炉裏に掛けられた鉄瓶、土間に残された古い鍬、鋤、鎌などの農具、そして、母屋の中にはかつて大切にした働き手である馬を飼った場所などが江戸期から昭和初期までの古い形のままで残されている。一歩屋内に足を踏み入れたとき、そうした時代にタイム・スリップしたかのような感覚を覚えた。この貴重な文化財を長く後世に残すためには、直ぐにでも何か手を打たなければとの強い思いに駆られた。絵画や陶磁器などと違い建築物の有形文化財を個人が維持管理するには極めて厳しい時代環境である。一般公開をすることにより、文化財も初めてその価値が生まれる。何か手立ては無いものだろうかと強く思いつつ、日向野家住宅を後にした。

行政側も文化財に指定をして良しとしただけで、僅かばかりの維持費とは名ばかりの雀の涙ほどの金額を払うなら、いっそのこと文化財などと大層な格好をつけない方が、所有者のためにもなると思うのだが如何?

taken by Canon EOS 7D with EF-S 18-200mm 1:3.5-5.6 IS, 1/60 f/9.0 ISO200 Aperture-priority AE

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2010年11月14日日曜日

an encouter (遭遇)



小山市では11月13日、14日の両日にわたりバルーンフェスタが行われた。この写真は14日朝8時ごろ会場の上空を飛ぶ熱気球が渡り鳥と遭遇したところを撮影できた。

バルーンに驚いた渡り鳥の一部が隊形を崩しつつあるところが判る。


taken by Canon EOS 40D with EF-S17-85mm 1:4-5.6 IS USM, 1/160 f/13 ISO200 Aperture-priority AE

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2010年11月3日水曜日

アサザ咲く旧思川



洪水対策等の目的から河川改修が行われ、思川は蛇行していた本来の流れより東側に移り現在あるように渡良瀬遊水地へと通じる真っ直ぐな流れとなった。そして残されたのはこの旧思川である。細長い沼のような形で残り、周囲は葦、蓮、アサザなどの水生植物が繁茂し自然豊かである。また、鮒などの格好の釣り場としても訪れる地元の人が多い。近くには無料の貸し自転車も用意され、下生井地区内や渡良瀬遊水地周辺へのサイクリングにも便利である。さらに、渡良瀬遊水地の堤防には里親制度による思川桜の植樹がおこなわれ、数年後には思い川緑地同様、格好の花見の場所となるに違いない。



Taken by Olympus Pen E-P1 with M.Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/90 f/13 ISO100, Aperture-priority AE



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2010年11月2日火曜日

印象的な秋の空、車屋美術館にて


「自然と花のある風景」というサブタイトルからは逸脱するが、印象的な秋空もまた自然の風景と言うことで、載せることにした。今日は、ある機会を得て小山市立車屋美術館を訪問した。企画展「宮沢賢治絵本の原画展」を堪能することができた。学芸員の方の丁寧な説明と合わせて数々の原画を鑑賞し、絵本の素晴らしさを堪能した。また、久しく味わうことのなかった子供心に還ったような感覚にとらわれた。美術館の建物から一歩外に出たときに仰いだ空は、まるで宮沢賢治のお話の世界に現れるような秋空であった。

taken by Canon EOS 7D with Canon EF-S 18-200mm f/3.5-5.6 IS, 1/200 f/20 -2/3EV ISO200 Aperture-priority AE

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2010年10月29日金曜日

彼岸花の咲く川岸



文化シャッター小山工場と養護老人ホーム富士見荘の間を流れる豊穂川。その両岸に咲く彼岸花も見ごろを迎えた。(2010年10月1日撮影)

また、両岸にある桜並木は毎年花の咲く時期になるとライトアップされ、夜桜観賞の絶好のポイントとなる。ここの夜桜の写真を撮っておこうといつも思うのだが、何故かチャンスを逸している。

桜のライトアップは文化シャッターが地域への企業貢献として行っているという。老人ホームの入居者には素晴らしいプレゼントに違いない。企業環境が厳しい時代ではあるが、いつまでも続けてほしいと願わずにはいられない。


taken by Canon EOS7D with EF-S 17-85mm 1:4-5.6 IS USM, 1/80 f/14 ISO400 Aperture Priority AE

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2010年9月29日水曜日

ようやく咲いた彼岸花



今年は夏の猛暑のせいで開花が遅れていた彼岸花がやっと見ごろを迎えた。写真は間々田乙女地区、山下通り沿いの桜並木の下に咲き競う彼岸花。

市内でも代表的な彼岸花の群生地である。土地の人の話では例年より10日ほど遅い開花だそうである。毎年美しい花を咲かせるには地元の方々の年間を通じた丹精があることを忘れてはならない。こちらの美しい彼岸花のクローズアップもご覧下さい。

(2010年9月29日撮影)

taken by Canon EOS7D with EF-S18-200mm 1:3.5-5.6 IS,1/15 f/20 ISO200 Aperture Priority AE

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2010年9月23日木曜日

キクイモの花



9月22日、秋分の日をあすに控えたにも関わらず30度を超える真夏日となった。久しぶりに死蔵同然であったロードバイクを引っ張り出しサイクリングに出かけた。思川にかかる石の上橋から下流の左岸堤防の上はサイクリング・ロードとして整備がすすみ間々田の乙女大橋まで約5Kmはほぼ舗装された(間中橋から下流300m~400mの一部は未だ未舗装)。乙女大橋を右岸に渡れば下生井地区の渡良瀬遊水地まで軽快なツーリングを満喫できる。写真は思い川左岸、富士通総合グラウンド付近に咲いていたキクイモの花を主題に近くの風景を撮り込んだ。
遠景の橋は開通を待つ新しい間中橋である。
キクイモの花のクローズアップはこちらでご覧いただけます。

taken by Canon EOS10D with EF17-35mm 1:2.8L USM, 1/90 f/16 ISO200, Aperture Priority AE

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2010年9月22日水曜日

大沼夏風景



小山市の北部、羽川にある大沼と呼ばれる灌漑用ため池の風景。
かつてはイモガラ溜と呼ばれ、農業用水のために利用されていた。改良工事が15年ほど前に始まり、現在は池の周囲に1.4Kmの遊歩道が出来ている。 また、四季折々の花が咲くようにもなり、市民の憩いの場に変貌した。

taken by Olympus Pen E-P1 with M. Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/3000, f/3.5 ISO100, Aperture Priority AE

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2010年9月21日火曜日

若葉の輝き, 城山公園



モミジの若葉が初夏の陽に映えて美しい。小山市の城址(祇園城)公園、城山公園にて撮影。
この公園は桜で有名である。桜の咲く時期は露店も出て多くの花見客で園内は賑わいをみせる。

桜の時期が過ぎると散策に訪れる人だけの静謐さが漂う公園に変貌する。そして、季節ごとに様々な美しさを見せてくれる。このモミジの若葉の美しさもその一つである。 築城は藤原秀郷によるとの説はあるが伝承の域を出ていない。記録に現れるのは14世紀後半からで、江戸時代には本田正純(徳川家康の家臣で後に宇都宮城主となる)が城主となった時期もあった。

taken by Olympus Pen E-P1 with Ai Nikkor 50mm 1:1.4, 1/1500 f/2.8 ISO100 Aperture Priority AE

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清水坂の紫陽花


Hydrangea in the rainy season, originally uploaded by photoholic's images.
小山文化センター南側の清水坂を挟んで愛宕神社下の斜面に咲くガクアジサイ。マクロ・レンズで撮影。北向きの斜面にあり日当りはあまり良くはないが、比較的早い時期から花を咲かせる。紫陽花撮りには格好の場所で、毎年ここを訪れては紫陽花の写真を撮っている。
清水坂を下りきった小山第一小学校の手前には庚申塔があり「右栃木道」、「左佐野道」と彫られている。
市の教育委員会が設置した説明書によると、昔、日光街道小山宿から思川の渡し(船着き場)へ通じる古道で、紫陽花の咲くあたりには清水が湧いていたという。庚申塔は寛政12年(1800年)に建てられたという。
小山宿と思川渡しの間を行き来した旅人に思いを重ねながらシャッターを切る。 

taken by Olympus E-P1 with Ai Micro Nikkor 55mm 1:2.8, 1/20 f/2.8 ISO100 Aperture Priority AE

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2010年9月20日月曜日

桜の上に泳ぐ鯉幟



小山市を流れる思川の河畔にある小山市総合公園には毎年4月から5月初旬にかけて、沢山の鯉のぼりが揚げられる。春風を受けて桜の上でそよぐ様は実に美しく、爽快な気分である。

この時期、グラウンド・ゴルフを和やかに興じる沢山のお年寄りの皆さんの声にも華やぎと力強さを感じます。

(2010年4月19日撮影)



taken by Olympus Pen E-P1with M. Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/160, f/11, ISO100, Aperture Priority AE

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2010年9月19日日曜日

二度の満開を楽しむ


白鷗大学キャンパス隣の思川緑地に咲く満開の思川桜。小山市で発見された突然変異種の桜で、開花がソメイヨシノより約1週間遅い。このため、小山市民はソメイヨシノの満開を愛でた後、この思川桜の満開を楽しむことができる。小山市には桜の満開が二度訪れる。2010年4月20日撮影

taken by Olympus Pen E-P1 with M. Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/320 f/10 ISO200 Aperture Priority AE, retouched by PICASA

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2010年9月18日土曜日

興法寺の門前に咲く桜



小山市本郷町にある古刹、興法寺の参道に咲く桜である。県道265号線(旧国道4号線)から山門まで50メートルに満たないと思われる参道の両側には桜の老木が7本乃至8本程がある。満開の時期にはそれは見事である。小山市の桜と言えばこの場所を直ぐに思い浮かべる。寺は天台宗、徳王山妙楽院興法寺と称し、慈覚大師円仁による嘉祥2年(849年)の創設と寺伝は伝える。

また、本堂脇に咲くサンシュユも見事である。 



taken by Canon EOS40D with Carl Zeiss Planar T*1.4 50mm ZE, 1/1000 f/3.5 ISO200 Aperture Priority AE

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2010年9月16日木曜日

間々田八幡公園のさくら


小山市の南部、間々田地区にある間々田八幡公園の桜(2010年4月8日撮影)。

間々田中学校の南側に広がる鬱蒼とした森の中に八幡池がある。周囲には桜の大木が多い。この為、満開の時期には池全体が桜に縁取られるような景観になる。この公園は本来間々田八幡神社の境内であったそうであるが、神社より小山市に委託され公園として一般に開放されている。



taken by Canon EOS40D with Carl Zeiss Planer T*1.4 50mm, 1/125 f/8 ISO200 Aperture Priority AE

2010年9月15日水曜日

門前の寒緋桜


小山市宮本町国道4号線沿い須賀神社北側にある日蓮宗の古刹、法頂山成就院妙建寺の山門前に咲く寒緋桜(2010年3月13日撮影)。例年3月の中旬に見ごろを迎える。

寺伝によれば創建は建武1年(1334年)。また、現在の本堂は享保2年(1717年)の建立。境内には小山宿の遊女たちの奉納による手水鉢をはじめ、石灯籠など江戸時代の貴重な遺産を見ることができる。また、本堂内には格子状に仕切られた天井板に美しく彩色された人物の絵が描かれている。

さらに、樹齢はゆうに半世紀は超えているであろうと思われる見事な枝垂れ桜がある。サンシュユと競い咲く有様はこの寺の景観を際立たせる。


taken by Canon EOS 40D with Carl Zeiss Planar T*1.4 50mm, 1/1250 f/3.5 ISO200, Aperture Priority AE

2010年4月21日水曜日

菜の花と麦畑



菜の花におおわれた小山市間々田地区の思川の土手。3月中旬から4月初旬にかけて、思川左岸、網戸(あじと)大橋(おおはし)から上流部分約800mに及ぶ土手は菜の花の黄色一色になる。
伸び始めた麦の緑との対照が美しい。里親制度で植樹された思川桜の木が大きく育つのが楽しみである。写真奥に見える橋が網戸(あじと)大橋(おおはし)。
橋の全長は630mで東京スカイツリーとほぼ同じだとか。

taken by Olympus Pen E-P1 with Nikkor-s Auto 1:1.4 50mm, 1/40 f/4 ISO100 +0.3, Aperture Priority AE