2010年11月29日月曜日

我が街小山、自慢できるネタ現る!

個性的なフォルムの建物が木立の中に佇む。森の中の小さな隠れ家のようなイメージを呼び起こす。そして、中に入って包み込まれたいような気持を起こさせる。不思議な魅力を持つ建物は、城南地区に10月にオープンしたばかりの「録ミュージアム」である。
美術館は、美術愛好家で収集家でもあった父親の意志を受け継ぎ、ある女性が私財を投じて開いたものである。
この建物を設計した建築家は新進気鋭の若手建築デザイナー中村拓志さんである。彼は、若手建築家の中で最も注目を集めており、2008年にはグッドデザイン金賞を受賞している。
彼の手による美術館と言うだけで話題性があり、今後の録ミュージアムの活動が楽しみでならない。我が街、小山にもようやく自慢できるものが出現した。

taken by Olympus E-P1 with M. Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/350 f/8.0 ISO400 Aperture-priority AE

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2010年11月21日日曜日

小山市指定有形文化財, 朽ち果てる危機、日向野家住宅



小山市に現存する最古の住宅、東黒田にある日向野家住宅である。建築時期は18世紀前半、あるいは後半とも。
小山市に現存する最古の建造物として市指定の文化財だ。現在、一般公開はされていない。ある機会を得て、文化財としての住宅を守り続けるオーナー日向野様のご配慮で内外をつぶさに拝見できる機会を頂戴した。
北側、および、西側を厚い竹林に囲まれ、屋敷前庭の南面は黒板塀に仕切られる重厚なたたずまいである。敷地内には樹齢100年と200年を超える椿の老木が沢山の蕾を付けていた。さらに、欅(ケヤキ)、楠木、かやの木、もみじ、藤、枝垂れ桜、などいずれも歳を重ねた大樹が繁茂している。また、木瓜、山吹、エゴの木などもあり、四季折々に花をつける様は見事であろうと想像出来る。現在、ここに住む人は無く、オーナーやそのご家族が家屋の風通しをするため毎日通う程度で、残念ながら貴重な文化財にも関わらず朽ちるに任せるといった状態である。
屋内には、ついさっきまで人が生活していたと思わせる痕跡がそのままの形で残されている。
囲炉裏に掛けられた鉄瓶、土間に残された古い鍬、鋤、鎌などの農具、そして、母屋の中にはかつて大切にした働き手である馬を飼った場所などが江戸期から昭和初期までの古い形のままで残されている。一歩屋内に足を踏み入れたとき、そうした時代にタイム・スリップしたかのような感覚を覚えた。この貴重な文化財を長く後世に残すためには、直ぐにでも何か手を打たなければとの強い思いに駆られた。絵画や陶磁器などと違い建築物の有形文化財を個人が維持管理するには極めて厳しい時代環境である。一般公開をすることにより、文化財も初めてその価値が生まれる。何か手立ては無いものだろうかと強く思いつつ、日向野家住宅を後にした。

行政側も文化財に指定をして良しとしただけで、僅かばかりの維持費とは名ばかりの雀の涙ほどの金額を払うなら、いっそのこと文化財などと大層な格好をつけない方が、所有者のためにもなると思うのだが如何?

taken by Canon EOS 7D with EF-S 18-200mm 1:3.5-5.6 IS, 1/60 f/9.0 ISO200 Aperture-priority AE

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2010年11月14日日曜日

an encouter (遭遇)



小山市では11月13日、14日の両日にわたりバルーンフェスタが行われた。この写真は14日朝8時ごろ会場の上空を飛ぶ熱気球が渡り鳥と遭遇したところを撮影できた。

バルーンに驚いた渡り鳥の一部が隊形を崩しつつあるところが判る。


taken by Canon EOS 40D with EF-S17-85mm 1:4-5.6 IS USM, 1/160 f/13 ISO200 Aperture-priority AE

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2010年11月3日水曜日

アサザ咲く旧思川



洪水対策等の目的から河川改修が行われ、思川は蛇行していた本来の流れより東側に移り現在あるように渡良瀬遊水地へと通じる真っ直ぐな流れとなった。そして残されたのはこの旧思川である。細長い沼のような形で残り、周囲は葦、蓮、アサザなどの水生植物が繁茂し自然豊かである。また、鮒などの格好の釣り場としても訪れる地元の人が多い。近くには無料の貸し自転車も用意され、下生井地区内や渡良瀬遊水地周辺へのサイクリングにも便利である。さらに、渡良瀬遊水地の堤防には里親制度による思川桜の植樹がおこなわれ、数年後には思い川緑地同様、格好の花見の場所となるに違いない。



Taken by Olympus Pen E-P1 with M.Zuiko Digital 14-42mm 1:3.5-5.6, 1/90 f/13 ISO100, Aperture-priority AE



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2010年11月2日火曜日

印象的な秋の空、車屋美術館にて


「自然と花のある風景」というサブタイトルからは逸脱するが、印象的な秋空もまた自然の風景と言うことで、載せることにした。今日は、ある機会を得て小山市立車屋美術館を訪問した。企画展「宮沢賢治絵本の原画展」を堪能することができた。学芸員の方の丁寧な説明と合わせて数々の原画を鑑賞し、絵本の素晴らしさを堪能した。また、久しく味わうことのなかった子供心に還ったような感覚にとらわれた。美術館の建物から一歩外に出たときに仰いだ空は、まるで宮沢賢治のお話の世界に現れるような秋空であった。

taken by Canon EOS 7D with Canon EF-S 18-200mm f/3.5-5.6 IS, 1/200 f/20 -2/3EV ISO200 Aperture-priority AE

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